フランクフルト・ブッフメッセ
フランクフルト・ブッフメッセは、毎年フランクフルト国際見本市会場で秋に数日間にわたり開催されている国際的な書籍の見本市で、国際的にはむしろフランクフルト・ブックフェアの名で知られています。
ドイツ最大の経済都市であるフランクフルトで開催されるこの本の見本市は、第二次世界大戦直後に敗戦国であったドイツが東西に分割されてからまもなく始まりました。当初は決して現在のような国際市として企画されたわけではなく、当時の西ドイツの出版社や書籍取引業者だけが参加するごく小規模な国内フェアでした。しかし、このようにして開かれた第一回目(1949年)を除くと、それ以降はドイツ国外からも参加する出版社が現れるようになりました。最初は主としてヨーロッパの他の諸国とアメリカからでしたがしかしその数は徐々に拡大し、1950年代のうちに名実ともに国際見本市へと成長しました。1960年代に入ると、言語的・文化的に大きく異なる日本の出版業界も、このフランクフルト・ブックフェアへの参加を始めました。
この国際見本市では当初より、各国の書籍関連業者が一堂に会して親睦を深めると同時に、出展された書籍やそのカタログをもとに受注や発注が行われていましたが、その後は著作権に関する取引や国際共同出版の企画交渉など、業者間での国際間商談・情報交換の場としても機能しており、現在の世界の出版市場に大きな役割を果たしています。
また最近の新しい大きな動向として、90年代に始まるI.T技術の爆発的な発展と普及にともなう書籍出版・流通の電子化によって、電子メディアを用いた新しい出版の形態にスポットが当てられていることがあります。この動きは紙媒体による従来からの本の形に加わる新たな可能性として今後もさらに拡大していくことが予想されます。
最近では参加国数が100カ国を超え、書籍を出展する出版社も10000社に迫ろうとする勢い(内訳はドイツ国内とドイツ国外がほぼ半々といったところ)です。また、出展書籍数はおよそ40万点、そして、フェア参加者数は30万人程度ときわめて大きな規模に成長しています。日本からも大手出版社を中心にして毎年多くの書籍が出展されています。これには「日本会場」とよばれるスペースが使われますが、この中でも特に注目されるのが、2000年に開設された「コミック・センター」と呼ばれる展示場で、関連書籍がここに並べられることが現在の「マンガ」ブームの世界的な拡がりに大きく貢献していると言われています。
ポルトガルの料理1
2008-11-21 04:42:08 (1 year ago)
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カテゴリタグ:
- ポルトガル語
ポルトガルの料理1
ポルトガルは西洋の一員ゆえ、大枠ではいわゆる西洋料理の一つとして考えることは間違いではない。しかし世界に冠たる海洋帝国として多くの植民地を持っていたことや、スペインと共にアラブ人の手に落ちていた何世紀もの変遷を得たことなどから、独特の香辛料を使うことでも知られている。現在でこそ一般家庭でも使われる食材となった、サフランやコリアンダーや唐辛子といった食材を取り入れ、他では見られない特殊な料理が発達した。
ちなみにこうした香辛料や薬味をtemperoと言うが、これが宣教師によって日本に持ち込まれ、揚げ物の味付けに使っていたのを当時の日本人が聞き及び、そこから揚げ物をテンプラと呼ぶようになったというエピソードからも、ポルトガル料理にいかに多用され普及していたかが想像できよう。
また西洋料理としては異色なことに、料理に砂糖を多用することでも知られている。和食にも繋がるようなその発想は、南米やアジアに進出して、その土地の味付けを取り入れたことに端を発するのかもしれない。
とはいえ現在のポルトガルの朝食は極めて西洋的で、パンあるいは菓子パンにコーヒー、ミルクで済ませるのがほとんど一般的である。そして以前のように夕食よりも昼食を重視する食生活も、現代社会ではややその比重を夕食へと傾けるようにならざるを得ないのはポルトガルもしかりである。
さて日本食における米に相当する主食という概念は当てはまらないが、ポルトガルの食を考える上でもっとも重要な品目はパンである。全国にその土地独自のパンがあると共に、小麦粉によるパンのみならず、北部のトウモロコシ粉パン、ライ麦粉パンなどもある。
また、いわゆるパン処とされるのはアレンテージョ地方であり、1キロの大きさになる巨大なものからコンパクトな小さなものまでサイズも豊富で、日持ちのするものは料理の材料へと転用するような使い方もする。
休日などには焼きたての熱々を食べるソーセージを入れたパンや、北部で日曜だけに食べるfogaça、イースターに食べるfolaresという独特のパンなど、季節や曜日によって種類が異なるという特色もいまだに根付いている。
食の基本がパンであるというのは事実ではあるものの、バールと呼ぶカフェテラスとバーが融合したような店で、忙しそうに立ったままカウンターでそそくさと朝食を済ませるビジネスマンも多い。彼らの多くは、クロワッサンや砂糖をまぶした菓子パンを食べるのが主流となっている。朝食を西洋流で済ませたことを恥じるかのごとく、彼らは昼食や夕食をポルトガル流の食事とすることで自国の食文化に想いを馳せるのかもしれない。
ポルトガルは西洋の一員ゆえ、大枠ではいわゆる西洋料理の一つとして考えることは間違いではない。しかし世界に冠たる海洋帝国として多くの植民地を持っていたことや、スペインと共にアラブ人の手に落ちていた何世紀もの変遷を得たことなどから、独特の香辛料を使うことでも知られている。現在でこそ一般家庭でも使われる食材となった、サフランやコリアンダーや唐辛子といった食材を取り入れ、他では見られない特殊な料理が発達した。
ちなみにこうした香辛料や薬味をtemperoと言うが、これが宣教師によって日本に持ち込まれ、揚げ物の味付けに使っていたのを当時の日本人が聞き及び、そこから揚げ物をテンプラと呼ぶようになったというエピソードからも、ポルトガル料理にいかに多用され普及していたかが想像できよう。
また西洋料理としては異色なことに、料理に砂糖を多用することでも知られている。和食にも繋がるようなその発想は、南米やアジアに進出して、その土地の味付けを取り入れたことに端を発するのかもしれない。
とはいえ現在のポルトガルの朝食は極めて西洋的で、パンあるいは菓子パンにコーヒー、ミルクで済ませるのがほとんど一般的である。そして以前のように夕食よりも昼食を重視する食生活も、現代社会ではややその比重を夕食へと傾けるようにならざるを得ないのはポルトガルもしかりである。
さて日本食における米に相当する主食という概念は当てはまらないが、ポルトガルの食を考える上でもっとも重要な品目はパンである。全国にその土地独自のパンがあると共に、小麦粉によるパンのみならず、北部のトウモロコシ粉パン、ライ麦粉パンなどもある。
また、いわゆるパン処とされるのはアレンテージョ地方であり、1キロの大きさになる巨大なものからコンパクトな小さなものまでサイズも豊富で、日持ちのするものは料理の材料へと転用するような使い方もする。
休日などには焼きたての熱々を食べるソーセージを入れたパンや、北部で日曜だけに食べるfogaça、イースターに食べるfolaresという独特のパンなど、季節や曜日によって種類が異なるという特色もいまだに根付いている。
食の基本がパンであるというのは事実ではあるものの、バールと呼ぶカフェテラスとバーが融合したような店で、忙しそうに立ったままカウンターでそそくさと朝食を済ませるビジネスマンも多い。彼らの多くは、クロワッサンや砂糖をまぶした菓子パンを食べるのが主流となっている。朝食を西洋流で済ませたことを恥じるかのごとく、彼らは昼食や夕食をポルトガル流の食事とすることで自国の食文化に想いを馳せるのかもしれない。
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